雨漏りの補修
雨漏りが発見されたならできるだけ早く原因を突き止めて、屋根材や外壁材の取り替えなど、窓回りの補修を行いましょう。
雨漏りしている部分だけを応急措置で修繕すればよいという考え方ではいけません。
雨漏りはその部分だけでなく他の部分まで劣化させていることがあるので、原因を見つけて根本的な改修をする必要があります。
雨漏りによって室内が汚れてしまっていれば、その部分の内装リフォームも必要です。
屋根材
屋根材には、瓦、金属板、スレートなどがあります。
瓦は耐火・遮音性などに優れておりメンテナンスも楽ですが、重量があるのでそれを支える住宅の構造が必要となります。
金属板は軽くて費用も安いのですが、時間の経過と共に錆びが出てくるので3~4年ごとに塗装などのメンテナンスが必要となります。
スレートは、現在日本で最も多く使用されている屋根材です。
シンプルなデザインで、ほとんどの住宅に合い、施工できる業者が多いですが、他の屋根材と比べて割れやすいです。
また、紫外線に弱いので10~15年程度で再塗装が必要となります。
外壁材
外壁にはモルタルをはじめとして、タイル、セラミック壁材、スギやヒノキなど木の壁までいろいろな種々があります。
最近多く使われるようになったのは、軽くて工事も短いサイディングです。
レンガ調や木目調の模様など多くの種類が揃っています。
モルタル壁
大きな面積を占める外壁材は、古くなってくると汚れが目立ちますので早めのリフォームを行うべきでしょう。
とくにモルタル仕上げの壁でクラックを起こした場合は、外観の美しさを大きく損ねることになってしまうので注意しましょう。
リフォームの方法は、クラックが入っているだけで下地に影響がなければクラックの補修をした上からモルタルや吹き付け材を塗り直すだけです。
しかし腐っているなど下地まで影響があるような場合は、一度既存の壁を壊して下地からやり直すことになります。
複層ガラス
複層ガラスは結露防止、熱を逃がさない、防音効果などの理由から人気が高まっています。
リフォーム時に新たに採用することも可能ですが、ガラス自体が重いので既存のサッシを外して複層ガラスを入れる場合、補強が必要な場合もあります。